「ヘッドフォン難聴」 若者11億人 難聴リスク

こんにちは。

尼崎・芦屋・姫路・橿原の認定補聴器専門店、阪神補聴器センターです。

 

世界保健機関(WHO)と国際電気通信連合(ITU)は、世界の若者の2人に1人が難聴になるリスクがあると発表しています。

スマートフォンやヘッドフォンで大音量の音楽を聴くことなどが影響しており、両組織は、聴覚の安全を保つため、音楽端末の製造やその利用に関する国際基準も公表しました。

発表によると、大人の場合、聴覚を安全に保つ限度として、救急車のサイレンと同程度の80デシベルの音を聴くことを1週間に40時間以内に抑えるなどと定めました。WHOは、聴覚に関する28の研究結果から、世界の12~35歳のおよそ半数の約11億人が、スマートフォンなどを利用し、限度以上の音量を聴いていると推計しています。

 

 

『ヘッドホン難聴』で実際に多いのは、急に入る音というよりは、大きな音を聴き続けることで起こるパターンです。

若い人が楽しむロック系の音楽などは、大音響で聴く方が楽しいですよね。それでついついボリュームを上げやすいことから、若い人に難聴が起きやすい。同時に問題なのは、そういった大きな音を何か月も何年もずっと聴き続けることで、難聴になってしまう

難聴といっても、音が急に全く聞こえなくなることはほぼなく、聴力は徐々に失われていきます。

大きな音を聴き続けると、耳がワーンとしたり、耳鳴りがする経験は誰しもあると思います。それもある意味では小さな障害を受けています。多くの人は、それも最初のうちは収まりますが、聴き続けることで次第に収まらなくなってきます。進行すると日常生活に支障が出るほどに悪くなることがあります。

 

難聴というと、大きな音を聴くことで鼓膜が破れると思われがちですが、そうではなく、音を感じる神経細胞がダメージを受けます。大きな音を聴き続け、耳の奥にある蝸牛(かぎゅう)の神経細胞が傷つき死んでしまうことで難聴が起きます。神経が受けた障害は、なかなか治りません。。例えば鼓膜がダメージを受けたとき、鼓膜を再生する方法はありますが、死んだ神経細胞を再生させることは、今の医学ではできません。

音楽を聴いた時に耳に痛みを感じるのは体が発する危険信号です。音量を下げたり連続1時間半を超えない。音楽を1時間ほど楽しんだら5~10分は外して耳を休ませるなど、耳に負担をかけないことが大切です。

工場勤務など騒音の中で仕事をする人の耳の老化は早いと言われるますが、ヘッドホンやイヤホンの多用も耳の老化を早める原因のひとつです。

 

体調が悪いときは、神経細胞が障害を受けやすくなるので、適切な音量と時間を守って耳を休ませましょう。一度失った聴力は二度と回復しません。程度が軽い初期であれば、神経細胞がある程度はリカバリーするので、完全にだめになる前に手を打つことが大切です。

 

 

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